海外旅行想定トラブル ⑰
予約したホテルの部屋が写真と違った場合
When Your Hotel Room Is Different from the Photos You Saw Online
① トラブルの概要
- Overview of the Trouble
海外旅行で事前にホテルを予約した際、
- 写真では広く見えたのに実際は狭い
- バリアフリー対応と書いてあったのに実際は段差がある
- 設備・備品が説明と違う
- ビューや階数がまったく別
- 清潔感が写真と大きく異なる
といったトラブルは非常によくあります。
特にバリアフリー旅行の場合、
部屋の環境は「快適さ」ではなく
生活のしやすさ・安全に直結する重要問題 です。
② よくある原因
- Common Causes
なぜ写真と実際が違うのか?
- 撮影写真がかなり古い
- 最も良い部屋だけを撮影している
- 「バリアフリー」の基準が曖昧
- 客室タイプの割り当てミス
- 予約時の情報が正しく反映されていない
海外では
「写真はイメージ」扱いされているケースも少なくない ため注意が必要です。
③ 現地での対処法
- What To Do On Site
写真と実際の部屋が違うと感じた場合は、
我慢せず、すぐ行動してください。
✅ 1. その場で証拠を撮影する
部屋・設備・段差・風呂場などの写真・動画を撮る。
📌 対処英語:
“I would like to take photos as this room is different from the booking.”
(予約内容と違うので、記録として写真を撮らせてもらいます)
✅ 2. フロントに状況を具体的に説明する
公平かつ冷静に伝えます。
📌 対処英語:
“This room is not what I booked. It is different from the photos and description.”
(この部屋は予約内容と違います。写真と説明と異なっています)
✅ 3. 部屋の変更を依頼する
📌 対処英語:
“Can you change my room to the one I reserved?”
(予約した部屋に変更してもらえますか?)
📌 バリアフリーの場合:
“I need an accessible room as booked due to my disability.”
(障害のため、予約したバリアフリーの部屋が必要です)
✅ 4. 変更できない場合、代替案を交渉する
例:
・アップグレード
・別ホテルへの移動
・返金・割引
📌 対処英語:
“If you cannot change it, I need a suitable alternative or a refund.”
(変更できない場合は、代替手段か返金をお願いします)
✅ 5. 予約サイトにも同時に連絡する
Booking.com / Agoda / Expedia などへ証拠付きで連絡します。
📌 対処英語:
“The hotel room does not match the booking. Please assist immediately.”
(ホテルの部屋が予約内容と一致していません。至急対応してください)
④ 事前にできる予防策
- How to Prevent It in Advance
このトラブルを減らすために:
✅ 宿泊前にホテルに直接確認メール
✅ バリアフリー仕様を詳細に質問
✅ ユーザー口コミ・実写真をチェック
✅ Google Mapの写真も確認
✅ スクリーンショットを保存しておく
📌 事前確認英語:
“Can you confirm that my room will match the photos and be fully accessible?”
(部屋が写真通りで、完全にバリアフリー対応であることを確認してもらえますか?)
⑤ バリアフリー旅行者への重要メッセージ
- Message for Barrier-Free Travelers
部屋が違うとき、
「面倒な客と思われたくない」と思ってしまうかもしれません。
でもこれは
あなたのわがままではありません。
あなたは
安全に過ごせる環境を要求しているだけ です。
それは
当然の権利です。
⑥ すぐ使える対処英語フレーズ
- Useful Emergency English Phrases
🗣️ This room is not what I booked.
(この部屋は予約したものと違います)
🗣️ This is not accessible as promised.
(これは約束されたバリアフリーではありません)
🗣️ Please change my room immediately.
(すぐに部屋を変更してください)
🗣️ I need a room suitable for wheelchair users.
(車いす利用者に適した部屋が必要です)
🗣️ I will contact the booking platform.
(予約サイトに連絡します)
⑦ この記事のまとめ
- Summary
予約した部屋と実際が違った場合は:
✅ 証拠撮影
✅ フロントで説明
✅ 変更要求
✅ 代替案交渉
✅ 予約サイトに連絡
これが基本対応です。
そして覚えておくべき一文:
♿ Accessibility is not a luxury. It’s a promise.
バリアフリーは贅沢ではなく、約束です。



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