機内トイレが車いす対応していなかった場合

バリアフリー
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了解です。

前回までと同じ 「海外旅行想定トラブル」シリーズ用の固定フォーマット で、

海外旅行想定トラブル ⑤

機内トイレが車いす対応していなかった場合

の記事を完成形でお届けします。

 

① トラブルの概要

海外便・長距離フライトにおいて、

「機内トイレが車いす対応だと聞いていたのに、

実際は車いすでは利用できなかった」

というトラブルは、決して珍しくありません。

よくあるケース:

・機内トイレの通路が狭く車いすが通れない

・機内用車いすの準備がされていない

・多目的トイレがない機材だった

・トイレが動線的に車いすでアクセス不能

・スタッフが対応方法を理解していない

これは、身体的にも精神的にも非常に負担の大きいトラブル です。

② よくある原因

なぜこのようなことが起きるのか?

主な原因:

・航空機の機材によって設備が違う

・予約時のリクエストが搭乗スタッフに伝わっていない

・航空会社の説明があいまい

・機内用車いすの搭載忘れ

・実際には「対応可」ではなく「条件付き」だった

特に国際線の場合、

同じ航空会社でも機材によって設備差が大きい ことが原因になります。

③ 現地(機内)での対処法

機内でこの問題が発生した場合、

まず最優先すべきことは 冷静さと早めの対応 です。

✅ 1. すぐに客室乗務員に申し出る

「トイレが使えない」ではなく

「車いすで使用できるトイレと機内車いすの手配が困難」と伝える

✅ 2. 機内用車いすの有無を確認

搭載されていれば、それを使って移動可能か相談

✅ 3. 可能なサポートを依頼

・席の移動

・優先的サポート

・他のトイレへの案内

✅ 4. できるだけ記録を残す

スマホで状況をメモ・録音しておく(可能であれば)

✅ 5. 到着後すぐクレーム提出

現地空港のカスタマーサービスに正式クレームを出す

④ 事前にできる予防策

このトラブルは「調べ方」と「聞き方」次第で防げます。

✔ 予約時に以下を明確に確認する

・機内トイレは車いす対応か

・機内用車いすは搭載されているか

・座席からトイレまでの動線は通れるか

✔ 「アクセシブル対応トイレ付き機材」かを質問

→ 便名だけでなく「機材の型番」まで確認できると理想

✔ 長距離便の場合は通路側席を指定

トイレへのアクセスを少しでも確保するため

✔ 便の変更時・機材変更時も再確認

⑤ 車いす利用者への重要メッセージ

このトラブルは、

経験者しか分からない強いストレスを伴います。

「言いづらい…」

「恥ずかしい…」

と感じてしまう場面ですが、

これはワガママではありません。

あなたの「生活に必要な権利」です。

遠慮せずに、はっきりと意思表示してください。

航空会社には、

あなたに配慮する「義務」があります。

⑥ この記事のまとめ

✅ 事前に「機材」と「設備」を確認する

✅ 搭乗前に搭載有無を最終確認する

✅ 便変更があったら再チェック

✅ 当日はすぐクルーに伝える

✅ 到着後は公式に報告する

これがトイレ問題への基本対応です。

トイレは生命・尊厳に関わる問題です。

我慢して乗り越えるものではありません。

次は例として:

⑥ 長距離フライトで褥瘡(床ずれ)が悪化した場合

⑦ 空港で介助員が手配されていなかった場合

なども作れますが、次はどれを作成しましょうか?

 

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